たばこ銘柄が軒並み下落。アルトリア(MO)は一時5%を超える暴落。

こんにちは。へっぽこ投資家のこんちです。米国市場で、タバコ銘柄が軒並み下落しています。中でもアルトリアの下げ幅が大きく、一時5%を超える下げ幅となっています。こんちのポートフォリオにはMOとBTIで2割ちょいあるので、ダメージはそれなりにあります。

 

f:id:Konchi:20190404043023j:plain

タバコ銘柄が揃って下落

 下落の原因

下落の理由はまたしてもFDAで、電子たばこの利用者が発作を起こしたとの報告を受け、この調査を始めると発表したためです。発作の報告は2010年から今年において35件あり、そのうち数件はマリファナを併用していたものもあったということです。発表のなかでは、どのブランドかは触れられてはいませんでした。

 

タバコ各社は、消費者のタバコ離れに対応するため、従来のたばこから電子たばこへ事業シフトを進めています。中でも、アルトリア(MO)は、電子たばこ大手のジュールの買収を進め、380億ドルかけて株式の35%を取得しており、電子たばこのマイナス報道による株価への影響は大きいです。電子たばこは利益率も高いため、利益悪化の懸念から株価への影響が大きくなってしまいますね。

 

こうした報道がでるたびにたばこ銘柄は暴落しているし、たばこ会社の逆風はいまに始まったことではありません。たばこが健康に悪いことはわかっていたことだし、喫煙者は減少の一途をたどるし、健康への影響から訴訟を起こされて多額の賠償金を支払ってきました。それでも、とんでもない利益率と、販売単価の値上げで株主に高いリターンを実現してきました。

 

まとめ

報道のたびに売買を繰り返していたら手数料負けしますし、なにより今回の報道で目的としている配当がなくなったわけではありません。なので、今回の暴落を受けても売却するつもりはなく、さらに下落することがあれば買い増しする構えです。