暴落覚悟でもホールドする3つの心構え。

へっぽこ投資家こんちです。

 

ここ最近、アメリカも日本も株価は好調です。メキシコへの関税問題もあっという間に消え去り、雰囲気がよくなったことに加え、アメリカの利下げが現実味を帯びているからでしょう。悪材料は払拭され、株価もぐんぐん上昇中!と市場は楽観的になっていますが、暴落は間違いなく近づいています

 

というのは、株価上昇の原動力が利下げ期待だからです。利下げによって余った金が市場に集まって株価上昇!という理屈ですが、そもそも、利下げするってことは景気悪化の可能性があるからで、そうしたら業績(EPS)は悪化します。株価はEPSにPER(投資家期待)を掛けたものなので、EPSが下がれば株価も下がります。

 

じゃあ、ここいらで株を現金化して落ちたら買い戻す!といった案が出てくるのですが、こんちは暴落に巻き込まれるのを覚悟のうえでホールドします。

 

今回はそんな特攻隊精神になる理由を3つ書いていきます。

 

1.天井がどこかわからない

売るにしても天井がどこかわかりません。いまから10%あげたとこなのか、30%なのか、もしかしたら今が天井かもしれません。こんちは天井を見抜く才能なんてないので、「いまが天井だ!」と思って売ったらまだまだ上昇し、「しまった!買い戻さなきゃ!」と焦って買い戻してしまうのがオチです。その結果、取得単価が上がってしまうのが目に見えています。

 

2.買い戻すにも底もわからない

仮に売ったところより低くなったとしても、底がどこなのかなんて、こんちにはわかりません。「値幅を取る」ために現金化という選択をしたわけですから、底だと思って再エントリーしても、さらに株価が下がると損切して現金化するでしょう。そうでないと、行動のつじつまが合いませんからね。

 

損切しながらも結果安く買えるのであれば、まだいいです。こんちには、損切を繰り返した後、どん底から上昇するタイミングできっちりホールドできている自信が全くないです。おそらく、どん底からの上昇時には「短期的なリバだろうから、次下げたら買おう」と考えるはずです。

 

その結果、インするタイミングを失い、損切分をカバーできないほど高く買い戻していることでしょう。待っている間は配当ももらえませんしね。

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3.売買する癖をつけたくない

何気に最大の理由はこれです。仮に高く売って、安く買い戻すことができてしまったとしましょう。この結果、何が残るかというと

 

「高く売って安く買えたじゃん」

 

という成功体験です。

この成功体験の次に考えるのは「もっと細かく利幅を抜けばもっと儲かる」です。

 

この結果、頻繁に売買を繰り返すようになり、手数料負けしてしまうと思います。米国株の手数料が高いので、あっという間にマイナスになってしまうでしょう。

 

まとめ

なんでこんな記事書いたかというと、現金化したくて仕方ないからです!(笑)

 

株価が高値圏にある中での利下げとなれば、過去と照らし合わせてもリセッション入りのトリガーに思えてしかたありません。Twitterでもこの上昇が10年以上に及ぶ株価上昇の最後の上げだという声が増えてきているし、こんちもそう思います。

 

ただ、先程書いたようにここで現金化、つまり値幅を取る作戦を選ぶと、米国株投資へのスタイルが破綻してしまう気がするので、自分を抑制するために記事にしたというわけです。

 

本格的な下げになったら3割くらいは普通に下がるでしょうけど、それを覚悟したうえでホールドし続けようと思います。