ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)が発がん性物質報道で暴落

アメリカのヘルスケア企業、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)が暴落しました。株価は133ドルと、前日より約10%さげました。原因は、JNJのベビーパウダーの原料に使われていた”タルク”に発がん性物質のアスベストが含まれていることを知りながら、そのリスクを知らせなかったと、ロイター通信が報じためです。

 

この問題は、以前から取りざたされていたもので、2018年7月には、賠償金46億9000万ドルの支払いが命じられています。今回の報道が事実であれば、今後の訴訟について不利になり、株価についてもマイナス要因になりそうです。

 

しかし、JNJの経営状況を見ると、FCFが約180億ドルもあることから、資金繰りに困るということはないと考えています。

 

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今回の下落で、JNJの時価総額は400億ドルも失われました。こういった報道で株価が下落するのを見るたびに思うのですが、この報道は400億ドルも失うほど致命的なものなのか、という事です。

 

前回の判決では46億ドルの賠償なのに、報道だけで400億ドルの下げ、これに矛盾を感じます。もちろん、株価は将来を盛り込むため、報道により 将来の売上・利益が失われたと考えるのでしょうが…。

 

私は、今回の下げは下げすぎと感じているので、これは買いのチャンスと見ています。