株式のリターンは平均7%
『株式の長期的なリターンは一貫して6.5~7%』
これは、シーゲル博士が1802年から200年間にわたり、株・長期債・短期債・金・現金のリターンを調べ上げた有名な結果です。200年間には、戦争やインターネット革命など、様々な時代がありましたが、どの時代を切り取っても結果は変わらなかったのです。
この結果、1802年に投資した1ドルは2003年に次のようになったということです。
株式 597,485ドル
長期債 1072ドル
短期債 301ドル
金 1.39ドル
現金 0.07ドル
この結果は衝撃でした。株式の驚異的なリターンもですが、特に現金の部分です。
おそらく多くの日本人は、子供のころから「お金は大事に。無駄遣いせずに貯金すること」と教育されてきたのではないでしょうか。
しかし、この行動はわざわざ貧乏になるようなもので、間違いであることを意味しています。確かに、現金はインフレに弱く、国家は国債の価値を目減りさせるためにインフレをさせたいので、結果、現金が弱くなるのは当然です。
だからといって、貯金ゼロで株式に全部ぶっこむべき!とは絶対にいいませんが、資産全体のポートフォリオの中で、「投資」セクターにおいては、株式100%でよいと考えています。私はこの統計的結果を信条に、投資を続けていきます。
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