ダウが500ドル暴騰も、手放しでは喜べない。
FRB議長が「景気拡大を維持するために適切な行動をとる」と、将来の利下げをにおわせたことを好感し、ダウは500ドル以上値を上げました。とりあえず一方的な下げ展開から反転した形ですが、反発の理由が利下げ期待ということで、手放しに喜ぶこともできなさそうです。
利下げと株価
金利が下がるということは、貯金や債券といったノーリスク・低リスクで得られるリターンが下がるので、より高いリターンを求めてマネーは株式市場に流れてきます。このため、利下げ=株高という一定の関係が成り立っています。
ただ、利下げをするということは景気が悪化している・悪化が予想されるということに他ならないので、将来的に企業業績の低下が考えられます。これは当然、業績低下=株安ということです。
この微妙なバランスの中で株価は成り立っているわけです。ちなみに、フェドウェッチによると、年内の利下げ確率は、1回以上が80%、2回以上が40%と予想されています。
懸念事項
金利の低下は経済の低迷懸念であることは間違いない事実です。そして、アメリカ経済は10年以上一方的に拡大してきたことから、ここらで低迷期に入っても不思議ではありません。つまり、リセッション懸念です。
過去を振り返ると、リセッション前には利下げが行われていたので、次のリセッションも同じようなパターンになる可能性があります。ただ、利下げ=株価暴落が必ず成り立つわけでもありません。
FFレートのデータがすぐに出てこなかったので拾い物です。あとで調べてリライトします。
グラフにある1990年から2016年で発生したリセッションは、したの3つです。
・2007年のリーマンショック
・2001年のドットコムバブル崩壊
・1990年の湾岸戦争
3つしかサンプルがないですが、3回ともFFレートは下がっています。
そんな中、ひっそりとETFを購入した
とかいいながら、月曜日に高配当ETF SPYDを購入しました。毎月の購入資金は500ドルを目安にしているので、これにて今月の購入資金は終了です。まだ、月初めですがいいんです。気が向いたときに買いますんで(笑)
35.9ドルで15株購入したので、日本円で58000円くらいです。計画よりは若干オーバーしましたが、まぁOKです。
まとめ
将来的な利下げからのリセッションが予想されていますが、それがいつやってくるかわからないし、もしかしたら暴落は起こらないかもしれません。こんちはトレードのセンスはないので、下手に売買したら損するのはわかっています。
なので、資産形成の主軸である米国株は買う一方に決めているので、暴落だろうが、リセッションだろうが関係なしに、現金が続く限り買い増しを進めていきます!
リセッションについては過去に調べて記事にしたのでよかったらどうぞ。