ダウが最高値更新!セクターのパフォーマンスを調べてみた
ダウが27000ドルを突破し、過去最高値を更新し続けています。
ダウが上がっている背景にあるのはFRBの利下げ期待らしいので、素直に喜んでいいものかは怪しいですが…。
指数が絶好調のなか、各セクターのパフォーマンスはどうなんだろ?と思ったので調べてみました。
セクターローテーションでいえば、いまはグレーと黄色の境にあると思われるのですが、果たして結果は…。
2019年のパフォーマンス
セクター別のパフォーマンスを調べる方法として、バンガード社のセクター別ETFを用いました。
2019年1月1日を100%の起点にしたグラフがこちら。
一目でわかりますが、VGT(情報技術)が他を圧倒しています。
◆上位
VGT(情報技術):131%
VCR(一般消費財):123%
VIS(資本財):122%
◆下位
VDE(エネルギー):109%
VHT(ヘルスケア):109%
VAW(素材):114%
ちなみに、VTI(S&P500)は120%です。
うーん……
セクターローテーション全然あってなくね?(-"-;)
単純な株価なので、配当再投資であれば若干見え方は違ってくるのかもしれませんが、期間が短いので誤差の程度でしょう。
この結果だけみると、VOOじゃなくてVGTが一番良さそうに見えてきます。
調査期間を広げてみよう
わずか半年では短すぎるので、期間を10年に広げておなじようにグラフにしました。
ごちゃごちゃして見づらいですが、数値はこんな感じです。
◆上位
VGT(情報技術):524%
VCR(一般消費財):531%
VTH(ヘルスケア):379%
◆下位
VDE(エネルギー):130%
VOX(通信):190%
VPU(公益):236%
ちなみに、VTIは340%です。
半年だけの場合に比べて、上位2つは一緒でしたが、3位は入れ替わりました。
2019年はヘルスケアが不調だったってことですね。
配当再投資まで考慮すると
10年にもなると配当の影響がでてくると思うので、配当を再投資した場合のパフォーマンスも調べました。調査は"Historical Stock Price.com"で行いました。
ただ、グラフ化まではできなかったので数値だけです。
VCR(一般消費財):597%
VGT(情報技術):578%
VHT(ヘルスケア):443%
VIS(資本財):438%
(VTI:414%)
VFH(金融):361%
VDC(生活必需品):342%
VPU(公益):333%
VAW(素材):304%
VOX(通信):254%
VDE(エネルギー):161%
まとめ
ぶっちゃけよーわからん結果でした…。
ただ、この10年は情報技術・一般消費財セクターはめちゃ強い期間だったことは間違いないですね。
自分の持ち株とにらめっこすると、あまり恩恵が得られなさそうな配分です…。
年内の利下げが確実視されていますが、その結果株価がどうなるかはさっぱりわかりません。
リセッションの引き金になるのか、バブルへの追い風になるのか…。
まぁ、気にせず毎月積み立てていくのみです!