総合PRの”共同PR”。展示広告市場は拡大中

へっぽこ投資家のこんちです。

タイトルの通り、共同PRについて調べてみました。少し前からTwitterでよく出てくる企業で、最近こそ株価は下がっていますが、右肩上がりが続いています。こんちもわずかながら保有しています。

 

共同PRって何する会社?

テレビや新聞といったマスメディア広告のほか、展示ブースを使った露出など、利用者に合わせた提案で、顧客(企業)を社会へ広める事業、というイメージです。共同PRは、企業や団体が社会と良好な関係を築くうえでメディアが重要と考え、「メディアリレーションズ」という言葉を利用しています。

 

創業は1964年と50年を超える歴史を持っていて、PR企業として初めて上場した企業ということです。単なる広告・広報の代理店というだけでなく、コンサルタントを大切にしているようで、中には会見での記者対応のコンサルといったものもあります。

 

余談

話が脱線してしまいますが、この会見のコンサルは結構重要です。記者として質問する側の勝手な意見ですが、会見で記者の質問に対し、担当者が回答しない・できないということがしばしばあるんです。こういった場合せっかく開いた会見が返って悪影響を与えます。

 

記者は原稿にするために突っ込んだことも聞いて、全体を理解したうえで記事にするんですが、守秘義務のため、個人情報のため、などを理由に情報が開示できないと、何が伝えたかったのか分からず、悪印象だけが残ってしまいます。

 

なので、手間をかけて会見をするなら、記者がどういったことを聞いてくるかを事前に把握しておき、開示できない事項については記者が納得する理にかなった理由を用意しておかなければなりません。記者も人間なので、ちゃんと話せばお互い理解できます。

 

業績とバリュエーション

顧客の不祥事によるイベント中止などを受け、2014年には大幅な赤字になったものの、その後は堅調に業績を伸ばしています。

 

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日本の広告市場は2018年まで7年連続で成長しています。4マス広告は減少しているものの、インターネット広告のほか、展示広告が堅調に推移しています。

 

「2018年 日本の広告費」によると、展示・映像の広告費は3585億円(前年比+5.8%)と、すでにラジオ・雑誌広告よりも多く、新聞広告の4784億円を抜き去るのも時間の問題な気がしています。イベントや展示を手掛ける共同PRには追い風ではないでしょうか。

 

株価1555円(4月25日終値)に対し、PER15倍、PBR4.1倍と割高感はありません。時価総額もたった63億で、過小評価されているように感じます。

 

直近では、株価2000円を超えていたのですが、連休前の個人売りのためか一気に値を下げました。このあたりで上昇に転じてほしいです。

 

まとめ

単なる広告代理店でなく、顧客と信頼関係を築きながらコンサルをしていくスタイルに好感が持てます。企業活動をしていくうえで、広告・広報は必須なので今後も市場がなくなることはないでしょうし、持続的な成長に期待したいと思います。

 

個人的ですが、会見コンサルをもっと売り込んでいけばいいと思う!