スプリックス、政府のAI教育を追い風に成長期待

へっぽこ投資家のこんちです。

少し前にスプリックスという会社が最高逆日歩出して、話題になっていたのでどんな会社か調べてみました。

 

スプリックはどんな会社?

スプリックスは1997年に設立された、個別指導学習塾を中心とした教育サービスの会社です。特色としては、ITを使った教育コンテンツの開発で、『教育ITで世界No1になる』を掲げています。

 

最近では、IT部門への教育へも事業を拡げていて、2019年3月には小学生向けのプログラミング教材の開発などを行う「キュレオ」を設立しました。この取り組みは的を得ていて、政府は小中高校を対象にICT教育を学べる環境を2025年までに整えるとしています。しかも、この対象人数は毎年100万人ということで、プログラミング教育の需要増が期待されます。

 

教育業界は少子化で子供の数は減ってきてはいるものの、スプリックスの主力である「森塾」の生徒は4400人ほど増え、現在は30,726人になっています。さらに、子供の教育にかける費用は増加傾向にあるので、客単価は上がっています。

 

2018年に上場

スプリックスは2018年6月に東証1部に上場しました。その時の公募価格は2400円で初値は2587円とさほど伸びませんでした。現在の株価は2422円(2019年4月23日)なので、公募価格付近です。時価総額は400億程度です。

 

業績とバリュエーション

売上、利益ともに強い伸びを見せています。売上の成長は鈍ることなく20%程度を維持しているのがすごいです。この成長を維持すれば、単純計算で3年半で売り上げは2倍になります。

 

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バリュエーションにおいては、PER25倍、PBR6.4倍、配当利回り1.25%(現在の株価2400円を基準)となっています。

 

利益成長が100%近くととんでもないことになっていますが、仮に同じ利益率を維持しながら、売上が20%で成長すれば、3年後にはPER12倍程度なので全然買える範囲と思います。

 

 

社長はどんな人

常石博之(つねいしひろゆき)という方が代表取締役を務めています。慶応大学を卒業後、三菱UFJ銀行に勤務したのち、2004年にスプリックスの取締役に就任。その後副社長を経て、2018年12月に社長に就任しました。年齢は47歳と若い社長です。常石社長はスプリックスの株式を129万株(7.5%)保有しています。

 

まとめ

業績は堅調に推移し、株価も割高感がないことから投資対象としていいんじゃないかな、という印象です。なにより政策による後押しにより、IT教育市場の拡大が見込めるのが大きいです。ついでに貸借銘柄なので、売りがたまれば一気に噴き上げるかもしれないですし。

 

あくまで主観なので、投資は自己責任でお願いします。